全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)の女性経営者の会(JKK、石橋利栄会長=大阪府・観光ホテル大和屋本店、43会員)は4月19日、東京の全国旅館会館で総会を開き、新規事業として乳がん検診啓発の「ピンクリボン運動」に取り組むことを決めた。社会貢献活動の一環で、会員は運動のシンボルマークをデザインしたピンバッジを会合などに出席する際着用、検診の必要性をアピールする。
同運動を推進するNPO法人「J.POSH」のオフィシャルパートナーに登録した。
JKK会員は乳がん検診を自ら率先して受けるほか、会員旅館・ホテルの従業員らにも受診を呼びかける。10月の乳がん検診強化月間には特に強く働きかける。
JKKや会員旅館・ホテルのホームページでも検診の啓発や乳がんの知識に関する情報のアップを行う。
石橋会長が掲げる23、24年度の活動テーマ「Let’s try new things〜新しいことに挑戦」に沿い、新規事業として盛り込んだ。24年度活動はほかに、女性経営者の役に立つ冊子の発行、会員拡大、勉強会の開催など。経営に役立つ冊子は今年度中に完成予定。会員拡大は47都道府県すべてからの会員の輩出を目指す。
胸元にピンクリボンバッジを付けて記念撮影するJKK会員(中央が石橋会長)