全旅連次期青年部長に福岡・六峰舘専務の井上氏


次期部長に決まった井上氏

次期部長に決まった井上氏

 全国旅館生活衛生同業組合連合会青年部(永山久徳部長=岡山県・ゆのごう美春閣)は11日、東京の都道府県会館で臨時総会を開き、井上善博・福岡県旅館ホテル青年部部長(39、福岡県原鶴温泉・六峰舘専務)の次期部長就任を承認した。任期は平成21、22年度の2年間。井上次期部長は、「永山体制の進化と継承」「観光立国、業界諸問題への積極的なコミットメント」を次年度青年部活動のテーマに掲げ、出席した全国47都道府県の青年部長らに理解と協力を求めた。

 次期部長の選出にあたり、青年部の選挙管理委員会が立候補者を募ったところ、期日までに届出がなかったことから、規約により常任理事会で候補者を選考。井上氏を推薦し、当日の臨時総会に諮ったところ、出席者の満場一致の拍手で承認された。

 井上次期部長は「緊張して身の引き締まる思い。財務改革などいろいろな新しい取り組みをされた永山部長の活動を継承し、進化させていくことが第一」と述べるとともに、10月に発足する観光庁にもふれ、「宿泊業は厳しい状況だが、光が当たってきたと思う。これをどう活用するかがテーマだ」と述べ、永山体制で取り組んだ「観光立国へのアプローチ」を引き続き進める考えを示した。最後に「青年部に出向して勉強することは非常に有意義なこと。ひとりでも多くの部員に来期の全旅連青年部に出向してもらいたい。皆さまのご支援を」と訴えた。

 永山現部長は、協賛業者会の親会(全旅連)との統合による財務部門の改革や、次代を担う人材の育成など、今期の青年部活動について一定の成果が出たと評価するとともに、次期部長に決まった井上氏について「安定性と成長性を兼ね備えた素晴らしい旅館経営を行っている。業界最高レベルの顧客満足度と利益率は全国の青年部員の目標となり得るもの。時代に合致した力強い新リーダー候補」と賛辞を送った。
井上 善博氏(いのうえ・よしひろ、本名=善弘)
昭和43年10月25日生。明治大学政治経済学部経済学科中退。平成3年10月六峰舘入社。15年5月同社専務取締役。青年部では7年4月福岡県旅館ホテル環境衛生同業組合青年部入部後、17・18年度全旅連青年部組織担当副部長、19・20年度福岡県旅館ホテル青年部部長、全旅連青年部九州沖縄ブロック副ブロック長。20年日本青年会議所観光事業部会部会長。

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