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清寂房の全景
世界的に珍しいモール泉で知られる十勝川温泉(北海道音更町)に「十勝川モール温泉清寂房」がこのほど開業した。
北海道内でビジネスホテルなどを展開するタスクMホールディングス(北海道千歳市)が、温泉街中心部のホテル跡地を取得して新設した。
総平屋建て、床面積約3500平方メートルで、客室数24。全室に源泉掛け流しのヒノキの露天風呂と枯山水の坪庭を設け、料理は地元食材を厳選した「創作和食」を提供。北海道十勝の魅力を生かした高級旅館として国内外から富裕層の取り込みを図る。
建物は、中央部の中庭を中心にロビーやレストラン、大浴場を設け、そこを囲む外側に「はなれ」をイメージした形で客室を配置している。客室は、広さが51~64平方メートルの4種類あり、1室当たりの利用料金は10万円台(1泊2食付き、2人利用時)から。清寂房の担当者は、「静かな環境と肌に優しいモール温泉、それに地元食材のおいしい料理を楽しみ、非日常の時間をお過ごしいただければ」と話す。
タスクMホールディングスが取得した跡地は約5万3千平方メートルで、同地を活用した宿泊施設の新設も検討している。