
東京都と東京観光財団は3日、政府の観光需要喚起策「全国旅行支援」について、都は10月20日から開始すると発表した。他の46道府県は同11日から開始の予定。東京発の他の道府県への旅行については11日から同制度を利用できるが、東京を目的地とする旅行の利用は20日からとなる。
全国旅行支援は、交通付き旅行商品で1人1泊当たり8千円、それ以外で同5千円を上限に代金の40%を補助するほか、平日3千円、休日千円のクーポンを付与する制度。期間は10月11日から12月下旬まで。実施主体は都道府県で、新型コロナの感染状況を見て都道府県が独自の判断で事業の開始を見送ったり、誘客を停止できたりする。
東京都の実施期間は12月20日まで(21日チェックアウトを含む)。
東京都の小池百合子知事は9月30日の会見で「専門家の皆さま方の意見も踏まえてのスタートの時期となる。さまざまな準備をしているところで、仕組みや工夫に関して観光振興の効果を高めることができるようにしてまいりたい」と述べた。
9月1日から10月31日までトライアル的に実施している都民対象の都内観光促進事業「もっとTokyo」は、10月20日の全国旅行支援開始に合わせて本格実施する。期間などの詳細は後日発表する。