全国企業の景気DI、悪化傾向が一服


 帝国データバンクはこのほど、全国企業対象の景気動向調査の3月分を公表した。同月の景気DI(0〜100、50が判断の分かれ目)は前月比0.5ポイント増の42.8と、5カ月ぶりに改善した。「国内景気は悪化傾向が一服した」と同社。業種別では、旅館・ホテルが同1.4ポイント増の56.1と、2カ月ぶりに改善した。

 10の業界別では、旅館・ホテルを含めたサービスが同0.8ポイント増の48.2と、8カ月ぶりに改善した。飲食店(同1.5ポイント増の43.6)が「訪日外国人の増加で酒場やビアホールの景況感が改善した」(同)。

 卸売(同0.7ポイント増の39.7)は5カ月ぶり、建設(同0.4ポイント増の46.3)は4カ月ぶり、製造(同0.4ポイント増の41.6)は3カ月ぶりにそれぞれ改善した。

 農・林・水産(同2.2ポイント減の42.3)とその他(同0.6ポイント減の38.8)の2業界は悪化した。

 10の地域別では、8地域が改善、東海が横ばいで、東北が唯一悪化した。

 北関東は同1.2ポイント増の41.5と、4カ月ぶりに改善した。自動車関連の好況を受けた群馬や、スキーバス事故による大幅下落からの回復と、6年に1度の祭りの開催で熱気が高まる長野が大幅に改善した。

 東北は同0.1ポイント減の43.1と、4カ月連続で悪化した。旅館・ホテルで原発の風評被害に苦しむ声がいまだに聞かれ、景況感が10地域中最も低かった。降雪が少なかったことも観光に悪影響を及ぼした。

 規模別では、8カ月ぶりに大企業、中小企業、小規模企業の全てがそろって改善した。

 景況感の主な回答は次の通り。

 「北陸新幹線効果が続いている」(現在、良い、生菓子製造)。

 「観光客増による、消費の拡大が良い循環を生んでいる」(現在、良い、野菜缶詰・果実缶詰・農産保存食料品製造)。

 「地元のサービス業が6年に一度のお祭りと外国人旅行者増により潤っているようだ」(現在、良い、アルミニウム・同合金ダイカスト製造)。

 「インバウンドの影響が大きい。ホテル稼働率アップによる効果が出ている」(現在、良い、織物卸売)。

 「ビジネスホテルや民宿案件が多数発生しており、例年に比べて閑散期である夏場もある程度の売り上げが見込めそうである」(先行き、良い、家具・建具卸売)。

 「ホテル建設が増加する予定のため」(先行き、良い、ビルメンテナンス)。

 
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