静岡県の修善寺温泉は昨年末、同温泉のシンボル「独鈷(とっこ)の湯」右岸にある「独鈷の湯公園」をリニューアルした。昨年4月のトイレ新設に続いて、砂利敷きの公園内のバリアフリー化や桂川に張り出した和風モダンのテラス、テーブル付きの足湯を開湯させた。
今回建設された足湯付近には、その昔修善寺温泉にあった七つの外湯のうちの一つ「杉の湯」があり、共同浴場として地域住民や観光客に親しまれていたことから、足湯を「リバーテラス・杉の湯」=写真=と命名。「観光客の方々に、川のせせらぎをBGMに、お弁当をテーブルに広げて足湯を楽しんでもらう」と担当者。
現在、修善寺温泉のシンボルである「独鈷の湯」、日帰り温泉の「筥湯(はこゆ)」、足湯の「河原湯」と「リバーテラス・杉の湯」があるが、将来的には残り三つの外湯を建設し、七つの外湯の復活を目指している。