JRグループが京都市、京都市観光協会などと共同で開催する京都デスティネーションキャンペーン(DC)「京の冬の旅」のオープニングイベントが13日、壬生寺(京都市中京区)で開催された。今年度で51回目。期間は3月20日まで。
会場となった壬生寺は、今回のキャンペーンのテーマである「大政奉還150年記念」のゆかり寺院として本堂、狂言堂が特別公開されている。
門川大作・京都市長は「今年は大政奉還150年。さまざまなテーマを設定し京都の魅力をしっかりと創造し発信する。京都観光は順調だが、難しい面もある。インバウンドは好調だが、国内観光は少し厳しい。同時に食文化の魅力も発信したい」とあいさつした。
JR西日本の室博・執行役員営業本部長は「『大政奉還150年』をテーマに、壬生寺をはじめとした14カ所の特別公開、京阪バスによる非常に便利な定期観光バスなどで京都の観光を高めていく」。昨年4月に開館した京都鉄道博物館が昨年11月に入館者が100万人を突破したことのほか、2月に京都駅が140周年、9月には京都駅ビルが20周年を迎えること、6月17日に「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」が出発することなども紹介した。
オープニングイベントでは、壬生六斎会による壬生六斎念仏の奉納なども行われた。