都市観光や産業観光の商品開発を通して観光振興に取り組む「西鉄グループ観光委員会」は10月23日、「産業観光『九州新発見の旅』」を発売した。工場見学や伝統工芸体験と地元の食を合わせた日帰りバスハイクツアー。九州の新しい魅力の掘り起こすことで、観光集客力の向上と地域の活性化を狙う。
今年1〜3月に実施した企画の第2弾。第1弾では4コースを造成し、約250人が参加。好評だったことから第2弾の実施を決めた。「城島酒蔵びらきで酒めぐりと名物うなぎ料理(福岡県・久留米)」など11コースを設定。いずれも昼食付き日帰りバスハイクの形態。
例えば12月11日催行の「大型船進水式見学と海から見る産業観光体験ととらふくのセット料理」の場合、三菱重工業下関造船所での大型船進水式を見学できるほか、人気の門司港レトロ地区のガイド付き見学やとらふくの昼食を楽しめ、代金は1人9500円。
発売から1週間あまりだが、「申し込み状況は非常に良い」と西鉄旅行・バスハイクセンター。大型船の進水式など、普段見られない内容が盛り込まれたツアーは人気が高いという。「土地ならではの『産業』『文化』を見て、体験して、学べる新しい旅行スタイルを目指す」という。設定期間は25日〜来年3月20日。料金は6700円から。
