
観光庁が3月10日に発表した主要旅行会社43社・グループの2023年1月の旅行取り扱い状況(速報)で、総取扱額は2019年同月比46.4%減の1729億1873万円だった。このうち国内旅行は28.9%減の1267億1885万円、海外旅行は70.4%減の390億1415万円。外国人旅行が42.0%減の71億8573万円だった。なお、観光庁では2023年1月分から前年比を公開していない。
同庁によれば、国内旅行は2022年12月に比べて戻りの割合が減少しており、海外旅行は依然として取扱いが少ない状況だが、外国人旅行についてはコロナ禍における水際対策の緩和などで徐々に回復傾向にあるという。
総取扱額で19年の実績を上回った会社は2社で、海外留学などを取り扱うエスティーエートラベルが94.4%増の1億7132万円、国内旅行の取扱額を伸ばした富士急トラベルが51.8%増の3億2337万円となった。一方取扱額が2019年の5割未満だった会社は17社で、うち2社は2割未満となった。
国内旅行で19年を上回ったのは3社で、富士急トラベルが66.9%増の3億1252万円、エヌオーイーが12.8%増の12億2001万円、東武トップツアーズが7.8%増の57億5208万円となった。19年の5割未満だった会社は15社で、このうち2割未満だったのは2社だった。
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