観光庁が12日に発表した今年4月の主要旅行業62社の旅行取扱状況(速報)は、総取扱額が4092億9756万円で前年同月比14.5%減だった。9カ月連続で前年実績割れ。62社中前年を超えたのは、沖縄ツーリスト(同8.9%増)のみだった。このうち国内旅行は同11.8%減の2562億4374万円だった。海外旅行は同18.4%減の1476億1676万円で、11カ月連続で前年実績を下回った。外国人旅行は同23.2%減の54億3707万円で、8カ月連続減となった。
国内旅行は6カ月連続で前年割れ。前年実績を超えたのは取り扱い57社中、エイチ・アイ・エス(前年同期比12.1%増)、クラブツーリズム(同0.8%増)、沖縄ツーリスト(同8.3%増)の3社のみ。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行)は、総取扱額が前年同月比8.3%減の1134億2435万円だった。このうち国内旅行は同10.3%減の637億2103万円、海外旅行は同5.5%減の493億5882万円、外国人旅行は同12.5%減の3億4450万円。
取扱人数は同8.0%減の312万7376人。内訳は、国内旅行が同10.3%減の275万7005人、海外旅行が同16.9%増の35万856人、外国人旅行が同13.8%減の1万9515人。