観光庁が10月13日に発表した7月の主要旅行業50社の取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比3.1%減の4819億7951万円だった。
内訳は国内旅行が1.3%減の2938億5844万円、海外旅行が6.0%減の1733億1370万円、外国人旅行が2.9%減の148億737万円だった。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は東北などが比較的好調で、「九州ふっこう割」の効果も出ているものの、取扱額は前年同月を割った。海外旅行は国際情勢への不安などの影響で減少。外国人旅行は東南アジアからの訪日客が好調だったが、前年の大型催事の反動で減少した。
取扱額の合計が前年同月を超えたのは49社中12社。国内旅行は48社中18社、海外旅行は48社中12社、外国人旅行は35社中17社だった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比4.0%減の1490億1170万円。内訳は、国内旅行が2.9%減の950億9550万円、海外旅行が5.9%減の533億2305万円、外国人旅行が13.1%減の5億9316万円。
募集型企画旅行の取扱人数は前年同月比5.0%減の337万8473人。内訳は国内旅行が6.0%減の308万1892人、海外旅行が5.4%増の25万3477人、外国人旅行が11.3%増の3万8726人。