
鉄道旅客協会は12日までに、加盟旅行業13社の昨年12月の取扱額をまとめた。それによると、総取扱額は前年同月比4.9%増の2895億2130万円だった。10社が前年同月を上回った。
国内旅行は5.2%増の1695億6289万円。8社が前年を上回り、うち日本通運、日本旅行、阪急交通社の3社が2ケタ増を確保。2ケタ減少は1社もなく、年末の国内旅行は好調に推移した。
海外旅行は2.2%増の1101億3370万円。9社が前年より取り扱いを伸ばした。4社が2ケタ増。「海外旅行低調」と言われるが、12月単月においては失速感はない。
外人旅行は80.9%増の63億4791万円と好調に推移した。3社を除き各社取り扱いを伸ばしており、中でも阪急交通社の大幅増が目立つ。
この結果、昨年4月からの累計は総取扱額で前年同期並みの2兆8803億5651万円を確保した。この時点で前年実績を上回っているのは阪急交通社やJTB、JTBトラベランドなど4社となっている。
うち、国内旅行は1.8%増の1兆7355億9364万円、海外旅行は2.2%減の1兆796億6152万円、外人旅行は37%増の496億3307万円となっている。