
鉄道旅客協会によると、主要旅行業12社の今年6月の旅行取扱状況は、総取扱額が前年同月比14.9%減の2237億8483万円だった。内訳は、国内旅行が同14.0%減の1326億4309万円、海外旅行が同15.3%減の867億943万円、外国人旅行が同43.6%減の27億1605万円だった。3分野とも依然低調だが、特に外国人旅行の不振が目立つ。総取扱額で前年実績を上回ったのは、同5.0%増の京王観光のみだった。
国内旅行は12社中11社が前年実績を割り込んだ。京王観光のみ同3.7%増と前年を上回った。
海外旅行は全社が前年割れした。
外国人旅行は取り扱い11社中、日本旅行、京王観光、西鉄旅行の3社が前年を超えた。
今年4月からの累計は、総取扱額が前年同期比19.3%減の5939億3313万円だった。総取扱額が前年同期を上回る会社はなく、全社が前年比2ケタの減少。同43.9%減の読売旅行の低調が目立つ。
内訳では、国内旅行が同20.3%減の3566億7292万円、海外旅行が同15.3%減の2265億9740万円、外国人旅行が同61.1%減の61億5314万円。国内、海外とも、全社が前年割れ。外国人旅行は、京王観光が同47.9%増で前年超え。