日本政策金融公庫はこのほど、中小企業景況調査の10月分を公表した。同月の中小企業の売上DIは前月比2.1ポイント増のマイナス7.7。今後3カ月の売上見通しDIも同0.9ポイント増のマイナス7.3と、マイナス幅が縮小した。
売上DIを6の最終需要分野別に見ると。建設関連、乗用車関連、電機・電子関連、食生活関連、衣生活関連でマイナス幅が縮小。設備投資関連のみマイナス幅が拡大した。プラス水準は前月に続いてなかった。
今後3カ月の売上見通しDIは、建設関連でプラス水準に回復。設備投資関連、食生活関連はマイナス幅が縮小の見通し。
調査は10月中旬、三大都市圏の同公庫取引先900社に実施。このうち630社から有効回答を得た。