
コンサルタントのリョケン(静岡県熱海市)は、「事例研究セミナー2023」を9月5、6日、金太郎温泉(富山県魚津市)で開催する。課題解決に向けた旅館・ホテルの取り組み事例から、現状を打破するための方法を模索し、見つけ出していく。
今回のセミナーは、会場施設の見学と事例紹介、各講演を中心に進行。1日目には会場となる金太郎温泉の事例講演を実施。「金太郎温泉 リ・ボーンプロジェクト」を推進し、経営革新計画に基づいた段階的な商品整備をいかに実現させたかを同館の代表取締役社長・木下荘司氏が解説する。事例講演と合わせて施設見学も実施する。
同日の夕刻には、リョケン社長・佐野洋一氏が、同社発刊の「令和5年 旅館の経営指針『ゼロベース発想』に立つ商品づくり」をテーマに基調講演を行い、旅館が行うべき商品戦略の方向性を解説する。
2日目は、旅館の事例紹介として嵐渓荘(新潟県越後長野温泉)と萩姫の湯 栄楽館(福島県磐梯熱海温泉)の取り組みを紹介。嵐渓荘が行う燕三条エリアでの「仕事創りの宿」の展開をリョケン常務・鈴木正人氏が、栄楽館が実施した個人客化によるニーズの多様化への対応と同社常務・浜荻仁志氏がそれぞれ講演する。同日には「自館にあわせて進化させる『料理』商品アプローチ」と題した事例講演を同社本部長・長島晃氏が行う。
定員は30人で、主な対象は旅館・ホテルの経営者・幹部、社員、関係者。受講料は無料、別途宿泊費(客室は参加者が自ら選択)。同セミナーの詳細は同社ホームページ(https://www.ryoken-jp.com/seminars/case_study202309)。問い合わせ先は同社事例研究セミナー事務局TEL0557(83)2120。