バス運転手専門就職・転職支援の求人サイト「どらなび」を運営するリッツMCと京成バスは1月25日、地域、日本の足を担う公共交通事業の役割を伝えるイベント「バス営業所見学ツアー」を実施した。イベントには、運転手を希望する19人(男性15人、女性4人)が参加。会社見学や説明会を通じて就労への意欲を喚起し、バス業界への就職、転職を拡大する。
イベントは、これからバス運転手になりたい人や、現役のバス運転手で転職を考える人、仕事のイメージがわかなくて不安な人などを対象に実施。ツアーでは、東京駅に集合した後、京成バス奥戸営業所へ移動し、バス実車体験や社内食堂の利用、会社説明会、座談会、車庫見学などが行われた
参加者からは、「バス会社について複数社を比較検討中だが、京成バスも候補に考えるようになった」「営業所内の雰囲気が良くてびっくりした」「不安点を聞けて良かった」「普段はバスの営業所に立ち入ることはできないし、いろいろ教えてもらって勉強になった」と就職への前向きな声が多く挙がった。
リッツMCの中嶋美恵社長は「入社後のミスマッチを防げるバス営業所見学ツアーは、バス運転手志望者とバス会社双方に人気のイベント。今後も積極的に開催していきたい」と話す。
京成バスは「今年プレ運行する『東京BRT』のほか運転士との座談会、施設見学を経て魅力を伝えた。事業拡大に向け運転士の募集も拡大していく。ツアーが就職、転職のきっかけになれば」と評価した。
ツアーは今後、第2弾として2月15日に千葉県で開催する。定員30人のところ、2月4日時点で25人が参加する予定だ。
見学ツアーの様子