ユーコムは、ホテルシステム「マネージャーシリーズ」で、帳票類を電子化して、効率よく活用できる新バージョンを発売する。
帳票類を電子化するメリットは大きく言って3点がある。1つは「セキュリティ」。同社は「帳票を紙ベースで保管している場合、社内の人が持ち出す可能性があるが、電子帳票化することでこれを防げる」と指摘する。また、問題が発生したとしても、ログ取得機能により追跡できるという。
2つ目は「便利な機能」。調べたい帳票内容の項目をキーワードで容易に検索できる。また、紙の帳票と同様に、付箋、チェック、メモなどの書き込みも可能だ。
3つ目は「コスト削減」。用紙代の削減はもちろんのこと、ネットワークにつながっている端末で電子帳票を閲覧することが可能なため、帳票の配信費用、時間を削減できる。
電子帳票に対応するシステムは、宿泊の予約から精算までを管理する「フロントマネージャー」と会議・宴会の台帳管理から見積・精算を管理する「バンケットマネージャー」、レストランのオーダーから精算までを管理するパソコンPOSシステム「レストランマネージャー」がある。
ユーコムでは今後、マネージャーシリーズから出力される帳票だけでなく、旅館・ホテルがストックしている過去の帳票や印刷物を大型業務用スキャナで読み込み、電子帳票として保存するサービスも手掛ける予定だ。
この件についての問い合わせ先は、ユーコム(電話086-214-0961)。
電子帳票の画面例