KADOKAWA(東京都千代田区)と角川文化振興財団(同)は11月6日、埼玉県所沢市の大型文化複合施設「ところざわサクラタウン」を全館開業した。ポップカルチャーの発信拠点として約4万平方メートルの敷地内にイベントスペース、ホテル、ショップ、レストラン、ミュージアムなどを展開するほか、同社の新オフィスや書籍製造、物流工場も備える。
8月1日に図書館、美術館、博物館を融合させた「角川武蔵野ミュージアム」1~2階や、映画やアニメがコンセプトの宿泊施設「EJアニメホテル」などをプレオープン。今月6日に「発見と連想」をコンセプトに約4万冊の書籍をそろえた体験型書店「ダ・ヴィンチストア」やショップ&レストランエリア、同ミュージアムの3~5階を開業した。
「地域とのつながりを大切にし、日本のポップカルチャーの魅力を全世界に発信することで、地域の発展に貢献し、皆さまに愛される施設となるよう努める」と同施設。
角川武蔵野ミュージアムの外観。設計は建築家の隈研吾氏