Hotels.com(ホテルズドットコム)はこのほど、ウィズコロナ時代の旅行における新たな五つの国内トレンドを発表した。ウィズコロナ時代にストレスを解消するための旅行先として、憧れの場所よりもなじみの場所が好まれることが分かった。
トレンドを尋ねる調査は、日本人500を対象に、5月28日から6月11日に実施した。
新たな国内トレンドは(1)海外に行けなくても旅行を夢見る人々、そして慎重だけど楽観的な旅行者(2)よみがえれ、思い出。知らない場所よりなじみの場所へ(3)心と「胃袋」の癒やし(4)温泉で不安を軽減(5)家族を大切にし、旅行したい欲求を満たす―の五つ。
旅行好きの83%がまた旅行ができることを待ち望み、自粛期間中も平均で1日3回旅行のことを考えていたことが分かった。
初めて訪れる旅先(14%)や世界各地の憧れのスポット(12%)より、安全安心でなじみのある場所に行きたいと答えた人は68%だった。
旅行好きの81%が旅行はウィズコロナ時代で精神的、身体的な豊かさを感じる効果的なストレス解消法として、グルメを楽しむことは大きな役割を果たすと回答した。
心身が最も安らぐ宿泊先には温泉リゾート(70%)が選ばれた。
世の中が通常に戻った際には、友人同士での飲み会(13%)やショッピング(12%)より、家族(39%)またはパートナー(21%)との休暇を楽しみたいと答えた人が多かった。
同社日本代表の井尻岳人氏は「世界がニューノーマルに適応するにつれ、長い間旅行ができず、次に旅行ができる機会を楽しみにしている人は多い」と話す。