ノルウェー国立美術館、オスロのウォーターフロントにリニューアルオープン

  • 2022年6月16日

 ノルウェー国立美術館は11日、オスロのウォーターフロントにリニューアルオープンした。

古代から近代の美術、現代アート、デザイン・工芸から建築まで網羅する膨大なコレクション、環境に配慮し、年月を経てさらに美しさを増す素材を使用して低層で設計された重厚で持続可能な建築、企画展や多彩なイベントをホストできる「ライトホール」、北欧最大の美術図書室やカフェを備え、あらゆる世代の人がアートに親しむことのできるオスロの新しいアートスポットとして、国立美術館が生まれ変わります。

2022年6月11日、ノルウェーの首都オスロのウォーターフロントに国立美術館がリニューアルオープンします。

 

北欧地域で最大級となる新しい国立美術館は、これまでオスロ市内に点在していた国立美術館群の4つのミュージアム(近代以前の美術、現代美術、デザイン・工芸、建築)が統合したもので、収蔵品40万点以上、展示エリアは13,000㎡で統合前の合計展示スペースの約2倍、総面積は54,600㎡におよびます。

建築家クラウス・シューヴェルク氏の設計による建物は、奇をてらわず低層で、何世紀にもわたって美術品を収蔵するための堅牢さと持続性を追求しています。年月を経ても品格を保つオーク材、ブロンズ、大理石などの素材を使用、ファサード全体はノルウェー産のスレートで覆われています。環境にも最大限の配慮がなされ、現行の建築基準に比べて温室効果ガスの排出を50%以上削減できるように設計されています。

 

2フロア、86の展示室にわたるコレクションでは、古代から現代までの美術、建築、デザイン・工芸が網羅され、6,500点以上の作品が展示されます。エドヴァルド・ムンクの生涯で最も重要な時期に生み出され、画業の中核をなす貴重な作品群には、新たな「ムンクの部屋」が与えられました。また、最上階に設けられた壮大な企画展示スペース「ライトホール」はじめ、広々とした屋上テラス、カフェ、ショップ、北欧最大の美術図書館も備えており、各施設でさまざまな芸術表現に挑戦できるワークショップや、公開討論会、アーティストトーク、コンサート、上映会などの活気あるプログラムが予定されています。

「美術館は、イメージの力について批判的に考えるよう私たちを誘う場所であると同時に、立ち止まり、内省する場所でもあります。私たちのビジョンは、あらゆる人がアートにアクセスできるようにすること、そして私たちの生きている時代と社会を反映させることです。これが成功すれば、美術館は社会で最も重要な出会いの場になると信じています」

カリン・ヒンスボー(国立美術館館長)

 

6月11日(土)のオープニングセレモニーではソニヤ王妃によるテープカットやストーレ首相によるスピーチが行われます。

開館記念企画展「I Call It Art」では、ノルウェーの新しいアートを求めて選ばれた、これまでに国立美術館での所蔵歴のない147人の作家による、芸術と社会における包摂と排除に関する議論を喚起する作品を展示しています。

 

今後の企画展では、ロール・プルーヴォ(2022年11月3日~)、グレイソン・ペリー(2022年11月10日~)、ルイーズ・ブルジョワ(2023年)、フリーダ・カーロ(2024年)そしてマーク・ロスコ(2024年)をフィーチャーする予定です。

国立美術館ウェブサイト:https://www.nasjonalmuseet.no/en/

 
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