ツーリズムEXPOジャパン、昨年上回る17万3千人が来場


来場者でにぎわう展示会場

来場者でにぎわう展示会場

 日本観光振興協会と日本旅行業協会(JATA)が主催する世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン」が9月24日から27日まで東京ビッグサイトで盛大に開かれた。初開催の昨年を「ホップ」とし、「ステップイヤー」と位置づけた今回。来場者は昨年の15万7600人を上回り、目標の17万人に達する17万3千人を集めた。テーマを「動く。感じる。旅になる。」として、国際観光フォーラム、商談会、展示会、顕彰事業の四つの構成で繰り広げた。

 日観振とJATAのトップは24日、東京都内で記者会見。日観振の山口範雄会長(ツーリズムEXPOジャパン組織委員長)はEXPOについて「出展者、商談会の参加者、世界の観光関連の方々が一堂に会して、国内、海外、訪日についての情報・意見交換をできる場、いわば観光に関するワンステップサービスの機能が整うことになる。これによって国内観光関係者はグローバルな視点で観光振興に取り組むチャンスとなるだけでなく、観光業以外の産業界も参画できる場が広くできた」と評価した。

 JATAの田川博己会長(同実行委員長)は今後の展望を明らかにした。来年のEXPOについては「9月22日から4日間、東京ビッグサイトで行う予定だ。直前にブラジルでオリンピック・パラリンピックが開催され、2020年開催都市の東京にオリンピックが渡されることになる」と追い風が吹くことを強調。また、国が来年10月から文化、スポーツのイベントを準備していることから「EXPOもこの動きと連動して、ジャパン・トラベル・ウイークをジャパン・トラベル&カルチャー・マンスという大きな構えにしていくのもあるのではないか」と述べ、新たな展開の可能性を示唆した。

 25日夜には東京の丸の内エリアで、日本と各国の来賓や関係者らを歓迎する「JAPAN NIGHT」を開催。太田昭宏国土交通大臣が登壇し、「観光には見るもの、食べ物、買い物の三つが大事だ。日本には十分にあるが、さらに磨き上げたい。多くの人に日本に来てほしい」と語った。

 太田大臣や山口会長、田川会長に三村申吾青森県知事や各国の観光大臣らも加わった鏡開きや、ねぶた運行、歌舞伎口上なども行われ、小雨が降る会場を盛り上げた。

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