優秀施設を表彰
ダイナテックは、3月27日に開いたダイナテックカンファレンス2017東京会場で、自社サイト予約比率の高い施設を顕彰する「ダイレクトセールスアワード」(関東・東北エリア)の表彰式を行った。ダイレクトセールスアワードの実施は今回が初めて。
同社製品の自社ホームページ予約システム「ダイレクトイン」の導入施設約2700軒が対象。全国5都市で開催したカンファレンスで、全48施設を表彰した。
全国のアワード受賞施設は次の通り。
【Direct IN シティ・ビジネス部門】
金賞=札幌グランドホテル、ダイワロイネットホテル仙台、ダイワロイネットホテル東京大崎、ダイワロイネットホテル名古屋駅前、ホテルピエナ神戸、WITH THE STYLE FUKUOKA▽銀賞=JRタワーホテル日航札幌、スマイルホテル十和田、ホテルニューオータニイン横浜プレミアム、ヴィアイン名古屋新幹線口、ヴィアイン心斎橋、ホテル日航福岡
【Direct IN リゾート・旅館部門】
金賞=ザ・レイクビューTOYA乃の風リゾート、羽鳥湖高原レジーナの森、ホテルエミオン東京ベイ、あわら温泉星雲閣、南紀白浜温泉白浜御苑、杉乃井ホテル▽銀賞=ルスツリゾートホテル&コンベンション、御宿かわせみ、マホロバマインズ三浦、里山十帖、御宿The Earth、蟹御殿
【D‐RISE シティ・ビジネス部門】
金賞=札幌グランドホテル、スターホテル郡山、晴海グランドホテル、ホテル・エック・シズオカ、ホテル大阪ベイタワー、博多グリーンホテル2号館▽銀賞=ホテルサンルートニュー札幌、盛岡ニューシティホテル、銀座グランドホテル、東京第一ホテル錦、新大阪ステーションホテル本館、小倉ベイホテル第一
【D‐RISE リゾート・旅館部門】
金賞=ホテル鹿の湯、松島センチュリーホテル、妙義グリーンホテル、ホテル春日居、ホテル西長門リゾート、花とおもてなしの宿松園▽銀賞=洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス、花巻温泉ホテル花巻、潮の香の湯宿浜紫、佐久一萬里温泉ホテルゴールドセンチュリー、白良荘グランドホテル、リーガロイヤルグラン沖縄
ダイナテックカンファレンス東京会場に参加170施設
ヤフージャパン子会社のダイナテック(東京都中央区、齋藤克也社長)は3月27日、「ダイナテックカンファレンス2017(東京会場)」を東京・墨田区の第一ホテル両国で開いた=写真。旅館・ホテル約170施設が参加した。
カンファレンスは、2月13日の福岡会場(ホテル日航福岡)を皮切りに、同15日の大阪会場(ウェスティンホテル大阪)、3月2日の名古屋会場(東京第一ホテル錦)、同15日の札幌会場(ホテルニューオータニイン札幌)と今回の東京会場の全国5カ所で開催。約360軒の宿泊施設が出席した。
齋藤社長は今年創業30周年を迎えた同社の歴史を紹介。「15年にヤフーグループの一員となってからも業績は好調で、16年実績は、売り上げが前年比0・3%増の12・4億円。弊社主力商品の一つである、自社ホームページ予約システム『ダイレクトイン』を経由した宿泊取扱高は同18・8%増の1390億円となった」と述べた。昨年2月に開始した、ダイレクトインユーザー向けのヤフートラベル連携プラン「D‐RISE」が好調で、日本最大のポータルサイトであるヤフージャパンとの相乗効果が同社業績に寄与していると話した。
同社WEBソリューション営業部の阿部光浩課長は、宿泊に関するヤフージャパンの検索動向を分析した結果を「全体の50%が『エリア×宿タイプ』、23%が『施設名』で検索している」と発表。「前者は、エリアは絞っているが施設は絞っていない人で、OTAや観光協会サイトでエリアの施設を探す傾向がある。また後者は、特定の施設に興味を持っている、あるいは既に絞っている人で、公式サイトで施設のイメージや細かい情報を見たり、OTAや公式サイトプランを比較していると考えられる」と消費者の動向について解説した。
阿部課長は、観光業界のサプライヤーのオンライン直販シェアについても言及。「フォーカスライトジャパンの調査によれば、オンライン直販率は、鉄道94%、高速乗合バス80%、レンタカー70%、航空67%、宿泊施設31%で、平均56%となっている。宿泊施設の場合、オンライ予約の69%は依然、仲介業者経由ということになる」と述べ、旅館・ホテルは直販予約のシェア率を上げる余地が大きいことを示した。