山形県内で11軒の旅館・ホテルを所有、運営するタカミヤホテルグループ(高見屋旅館)は9月20日、創業300周年記念講演・祝賀会を開いた。蔵王温泉・タカミヤヴィレッジホテル樹林で開いた祝賀会には地元政財界、旅行業界などから約300人を招いた。
記念講演はJR山形駅前のホールで行った。茶道裏千家の千宗室家元が「もてなす心、もてなされる心」と題して講演した。「もてなす側と、もてなされる側の両方があって『おもてなし』が成り立つ。双方は対等であり、お互いに謙虚な気持ち、相手の良いところを探す努力をし、感謝することが大事だ」と説いた。
祝賀会では、高見屋旅館16代目の岡崎彌平治社長と17代目の岡崎彌門副社長が、タカミヤホテルグループの新しいロゴを発表。デザインは地元山形市出身で、フェラーリや新幹線E6系、E7系のデザインなどで知られる世界的な工業デザイナーの奥山清行氏が担当した。
岡崎社長は「今日の弊社があるのも、ひとえに皆さまの温かいご支援があればこそ。皆さまのご支援を糧に、会社創業の原点に戻り、また現在までの歴史を振り返りながら、地域のために地域と生きる企業として、さらなる発展を目指し、社員一丸となって誠心誠意努めていく」とあいさつした。
主な来賓は次の通り。
吉村栄美子山形県知事、遠藤利明自民党衆院議員(前オリンピック・パラリンピック担当相)、佐藤孝弘山形市長、長谷川吉茂山形銀行頭取、大沼みずほ自民党参院議員、大谷恭平JTB常務・JTB国内旅行企画社長、今井敏行JTB常務国内事業本部長、岡本邦夫クラブツーリズム会長・近畿日本ツーリスト個人旅行社長、西尾忠男日本航空執行役員国内路線事業本部長、百々潤司JR東日本仙台支社執行役員営業部長
第37回「にっぽんの温泉100選」発表!(2023年12月18日号発表)
- 1位草津、2位下呂、3位道後