ソラシドエアは4月24日、地域振興・機体活用プロジェクト「空恋~空で街と恋をする~」で、鹿児島県霧島市と岐阜県海津市の共同プロジェクト機「鹿児島県霧島市・岐阜県海津市姉妹都市交流50周年アニバーサリー号」(愛称は、かいづっち・茶ノミコトくん号)の運航を始めた。空恋プロジェクト30番目の運航機として1年半運航する。中部エリアの自治体の参加は初めて。
同日には、就航を記念し、鹿児島空港、中部国際空港で就航セレモニーを開催。運航初便の116便(鹿児島午前8時40分発、中部同10時着)に搭乗した人に搭乗証明書のほか、「きりしま茶」「宝暦千本松サブレ」など記念品を配布した。
霧島市(旧国分市)と海津市(旧海津町)は、かつて水害の常襲地帯であった海津市を含む木曽三川下流地域を江戸幕府の名を受け、約270年前に宝暦治水を成し遂げた。薩摩義士に抱いている旧海津町の「報恩感謝」の気風と、旧国分士が推進していた「道義高揚」を縁とし、1970年に両市は姉妹都市盟約を締結。現在も、政治、経済、教育、文化などで交流が続いている。
運航機はボーイング737―800型機のJA807X号機。機体には両市のマスコットキャラクターが後方左右にデザインされている。
セレモニーに参加する髙橋社長
期待に描かれたマスコット