セントレア、ターンテーブルで「名古屋めし」食品サンプルの展示を開始

　中部国際空港（セントレア、愛知県常滑市、犬塚力代表）は2023年12月8日、第1ターミナル2階国内線手荷物受取場ターンテーブルで、空港限定デザインの食品サンプルの常設展示を始めた。有限会社さんぷる工房と連携、中部地域の「空の玄関」である中部国際空港にちなんだデザインの食品サンプルがお客さまの預け荷物とともにターンテーブルを回る。

　この展示がきっかけとなり、愛知県内外のお客様が岐阜県郡上八幡に足を運んでいただくことや、セントレアをはじめ、各地で提供される「名古屋めし」を楽しんでいただくことで、お客様の旅の思い出となることを期待しております。
※有限会社さんぷる工房ホームページ：https://samplekobo.com/

ターンテーブルに展示された食品サンプル

　中部国際空港株式会社は、空港にも出店している「さんぷる工房」（2020年12月より出店）と連携することで、空港を利用する愛知県内外のお客様に対して、岐阜県郡上八幡名産の「食品サンプル」と中部地方を代表する「名古屋めし」のPRを行います。

　展示する食品サンプルは、さんぷる工房が中部国際空港セントレアのためだけに製作したセントレアでしか見ることができないデザインで、写真映えすること間違いなしです。

食品サンプルの展示について

・展示期間　：　2023年12月8日（金）より常設展示

・場所　：　第1ターミナル2階国内線手荷物受取場ターンテーブル（2番および3番）

・数量　：　2個

・デザインについて　：　空港らしくスーツケースに「名古屋めし」と「お寿司」が詰め込まれたデザイン

スーツケースに盛り付けられた「お寿司」（左）と「名古屋めし」（右）

お披露目会を開催しました！

　常設展示に先立ち、有限会社さんぷる工房代表取締役社長や航空会社グランドハンドリングスタッフも参加したお披露目会を開催しました。

お披露目会列席者（左からスカイマーク株式会社、中部国際空港株式会社執行役員橋野悦男、有限会社さんぷる工房セントレア店小出勝徳店長、有限会社さんぷる工房兼山勝治府代表取締役社長、ANA中部空港株式会社、日本航空株式会社）

除幕され、初お目見えの食品サンプル

お披露目会後に実際にターンテーブルを回る食品サンプル

有限会社さんぷる工房　兼山勝治　代表取締役社長　コメント

有限会社さんぷる工房　兼山勝治　代表取締役社長

＜食品サンプルの選定について＞

　「名古屋めしのサンプルは有名店の料理そのものではなく、名古屋を代表するもので、かつ中部国際空港セントレアで食べることができるものを選定・製作。お寿司のサンプルは、さんぷる工房でも外国人が必ず購入するものであり、人気のため選定・製作。ただ、お寿司を並べるのではなく、お寿司になる前の魚の状態もお客様に楽しんでいただけるようマグロの頭やサーモン、ハマチなどを盛り合わせた。」

＜制作について＞

　「通常の食品サンプルではマグロの頭のような巨大なものは製作しないため、材料も軽めのウレタン樹脂を使用した。サンプルのプロデュースは私（兼山社長）が行ったが、モノの製作はさんぷる工房の若手職人が担当。経験を積んでもらった。また、マグロの頭などのサンプルは本物を用意しないと作成できないため、知り合いのお寿司屋に頼み、魚を仕入れてからサンプルの型の作成を行った。」

＜苦労した点＞

　「食品サンプルは通常店頭のウィンドウケースなど触らない、動かない場所に展示するが、今回はターンテーブルという動く場所に設置する。そのため、転倒しないよう台座を作成・固定した。ただ、食品サンプルを作るのは得意だが、土台を作成したのは初めてのため、苦労した。」

有限会社さんぷる工房　会社概要

　食品サンプル発祥の地、岐阜県郡上八幡に本店を構え、食品サンプルの技術を使用しておみやげ用のマグネットやキーホルダー等のサンプルグッズを一品一品手作りで製作・販売、または天ぷらのサンプル作り体験から、こぼしたアイスのスマホスタンド作り体験など、郡上八幡ならではのサンプル製作体験を楽しむことができる観光施設です。さらに2023年3月には築170年になる町家造りの建屋を利用し食品サンプルと昭和・平成レトロをコラボさせた「さんぷる工房レトロアート館」を開館し、今後も食品サンプルの新分野へ挑戦すると共に、地場産業の継承と発展を目指す会社です。

・所在地　：　岐阜県郡上市八幡町橋本町956番地

・代表　：　代表取締役　兼山勝治

・設立　：　平成16年5月

・ウェブサイト　：　https://samplekobo.com/

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＜中部国際空港株式会社について＞