一柳閣(静岡県東伊豆町)は19日から、IoTを活用した貸し切り風呂のリアルタイムの利用状況を把握できるサービスを、運営する旅館「ふたりの湯宿 湯花満開」で開始する。宿泊利用者は客室に居ながら無料貸し切り風呂の空き状況を確認できる。
同館は東伊豆で唯一の貸し切り風呂しかない宿。手持ちのスマートフォンでQRコードを読み取ると、6カ所の貸し切り温泉を「空いています」「満」「営業時間」の3パターンで表示する。チェックイン時に渡される館内案内に印刷されているQRコードや各部屋にあるQRコードパネルからアクセス可能。導入によって(1)お客さまの感染リスクの低下(2)お客さまの利便性の向上(3)お客さまの快適性の向上(4)利用回数、利用時間などの利用状況のデータ化による旅館側の生産性の向上―を見込む。
「従来、貸し切り風呂の利用状況を確認するには、お客さまは扉の前まで鍵の表示を確認しに行く、という余計な移動や煩わしさがあった。お客さまの利便性の向上と、コロナ禍でも安心してご利用いただける環境を目指す」と同社。
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