
クラブツーリズムは5日、今年の桜観賞ツアーの予約動向をまとめた。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行して初めてのお花見シーズンとあって予約は順調に推移し、桜の最盛期である4月の国内ツアー予約状況(1月28日現在)は前年同期比52.9%増となっている。
今回、桜観賞ツアー予約者数から集計した「桜の名所、東西人気ランキング」も発表(調査日1月23日)。
東日本の1位は長野県の「高遠城址公園」。昨年、園内の飲食制限が4年ぶりに解除され、約11万人が訪れたという。同社は最上級バス「ロイヤルクルーザー四季の華」で行くツアーや、夜間ライトアップの鑑賞ツアーなどを企画している。2位は秋田県の「角館の桜」、3位は福島県の「三春の滝桜」で東北勢が上位を占めている。
西日本は奈良県の「吉野山」が1位。四つのエリアに分かれ、開花時期がずれることで約3週間にわたり3万本の桜の花が楽しめる。2位は「さくらの名所100選」に選ばれている兵庫県の「姫路城」、3位は広島県の「安芸の宮島」だった。
同社は毎年、新しい花見スポットを開拓、商品造成しているが、今年は千葉県成田市の「さくらの山」をニューフェイスとして推している。
さくらの山は成田空港の4千メートル滑走路北側の小高い丘の上にある公園。桜とともに、飛行機の離着陸を間近で見られるという。「大迫力の飛行機と桜の絶景『成田市さくらの山』 成田で食すうな重の昼食と成田山新勝寺」の商品名で販売。