クラブツーリズムはこのほど、秋田県小坂町にある芝居小屋「康楽館」で東北の郷土芸能や祭りを見る「第2回クラブツーリズムオリジナルイベント 東北まつり in 康楽館」ツアーを催行した。ツアーには425人(東名阪出発プラン、現地集合プラン)が参加。明治43年に誕生し、国重要文化財に指定される歴史ある施設で、迫力あるステージを披露した。
ツアーでは、康楽館で(1)毎夏3万人以上が踊る「盛岡さんさ踊り」(岩手)(2)ユネスコ無形文化遺産の屋台行事「花輪ばやし」(秋田)(3)男鹿なまはげと太鼓の融合「なまはげ太鼓」(同)(4)日本を代表する祭りの囃子(はやし)「ねぶた囃子」(青森)(5)額、腰、肩で大きな竿を支える「秋田竿灯」(秋田)(6)農耕場に感謝して馬を着飾る「チャグチャグ馬コ」(岩手)―の六つの郷土芸能や祭りを実現。公演前には康楽館のステージ地下(奈落)の特別見学も行われた(一部ツアー除く)。
同社のツアーの中でも人気を集めた企画は「東北まつりin康楽館と世界遺産平泉・鳴子峡2日間」。東京発着で、料金は大人1人3万3900円。初日は、宮城県の鳴子峡で東北屈指の紅葉観賞や岩手県平泉で世界遺産・中尊寺の参拝を行い岩手県盛岡市で宿泊。2日目は、康楽館でイベントを見学した。
「東北地区で開催されている一般催事『東北六魂祭』が大混雑でツアー造成が困難であったことから、独自に一度で見られる企画を作った」と企画担当者。
フィナーレの全祭り団体での「ねぶた跳人」