ネスレ日本(神戸市、深谷龍彦社長兼CEO)は、新型コロナウイルスの影響で客足が落ちている観光地の支援に乗り出す。19日から寄付金付きの「ご当地キットカット」を発売、集まった寄付金は日本観光振興協会を通じ、全国の観光地を支援するための活動に充ててもらう方針だ。
発売したのは「キットカットミニ温泉饅頭(まんじゅう)味」(500円)、「東京ばな奈 キットカットで『見ぃつけたっ』パウチ」(178円)の2商品。今後、11月24日、12月7日に各2商品、計6商品を発売する。
1商品あたり10円の寄付金が価格に含まれており、「寄付金は日観振のネットワークを通じ、観光地支援に活用される」という。商品は全国のスーパーマーケットやドラッグストア、コンビニエンスストアなどで購入することができる。
日観振は「観光産業を通じた支援活動は、各地を元気にしていくことにつながっていくのではないか」とコメントしている。
ご当地キットカットは2002年の夕張メロン味を皮切りに、抹茶や日本酒など日本各地の名産品を使用したさまざまな商品が出ており、外国人観光客が選ぶ定番土産としても有名だ。