エミレーツ航空、「世界環境デー」で環境保護へのコミットメント発表


 エミレーツ航空は5日の「世界環境デー」に環境保護に関するコミットメントを発表した。

6月5日は国連が定めた「世界環境デー」です。世界中の人々がパンデミックリスクの削減に取り組む中、環境問題について考える必要があるのではないでしょうか。

エミレーツ航空は、地球生態系における私たちの役割を十分に理解し、今日まで環境目標の達成に向けて取り組んできました。具体的な取り組みやその成果については、2019-20年の年次財務報告でもご確認いただけます。

野生生物の保護に対する取り組み
エミレーツ航空が重要視していることは、野生生物の生態系を守ることです。毎年、約200億ドル相当の違法取引が行われており、航空会社として、野生生物をペットとして販売・飼育したり、食品、医薬品、レザー、ジュエリー、装飾品に使用するために牙やその他体の一部を販売したりする違法取引の検出に注力しています。

これまでも積極的に業界や国境を越えて野生生物の保護に取り組んでおり、野生生物の違法取引と戦う非営利団体「ユナイテッド・フォー・ワイルドライフ」や絶滅危惧種の違法輸送を取り締まるROUTES、世界旅行ツーリズム協議会WTTCを支援してきました。

エミレーツ航空は、捕獲が禁止されている動物や捕獲した動物の剥製をはじめ、野生生物に関連する違法な製品の持ち込みを一切禁止しています。空港のグランドスタッフチームは、動物輸送に関する規則に従い、不審な貨物を判別できるよう国際航空運送協会(IATA)のトレーニング受けています。昨年は2,500人の従業員がトレーニングに参加しました。また、従業員は違法取引を摘発する専用の報告チャンネルにアクセスできるようになっています。
エミレーツにご搭乗のお客さまには、インタビューや機内エンターテインメントシステム”ice”での野生生物に関連する番組や映画、機内誌を通じて情報を共有し、共に動物保護に対する意識を高めあってきました。

 

また、エミレーツ航空はオーストラリア・ニューサウスウェールズ州にある自然保護型リゾート地・エミレーツウォルガンバレーにおいて、10年以上にわたり野生生物の保護活動に努めていることはよく知られています。昨年はあいにく、オーストラリアで森林火災が相次いで発生したため、ウォルガンバレーの従業員と地元の人々の協力によって、敷地内の動物の避難に尽力しました。その後、ボランティアに熱心だったゲストと一緒に地域の再生に欠かせない25の在来種を含む100万以上のシードバンクを作り、被害を受けた地域が一日でも早く元に戻れるよう備えました。
火災後、避難していたカンガルー、ワラビー、ウォンバット、爬虫類、鳥類などの野生生物はすでにこの地域に戻ってきています。

エミレーツとドバイ砂漠保護区(DDCR)との20年間のパートナーシップは、アラビアオリックス、アラビアガゼル、砂ガゼルなどの在来野生動物種を追跡、保護、繁栄に成功したプログラムのさらなる成果を期待して結ばれています。2020年1月、保護区は250匹ものフサエリショウノガンを自然に帰すという記録的な成果を収めました。DDCRは引き続き、地域および国際的な大学と積極的に協力し、生態学研究の地域リーダーとしてエミレーツ航空とともに野生生物の保護に取り組みます。また2018年に保護区は地域を守るための国際基準であるIUCNグリーンリストの候補に選ばれています。

二酸化炭素の排出量削減に関する取り組み
二酸化炭素の排出量削減は、エミレーツ航空の持続可能な活動において非常に重要な取り組みです。これは、平均機齢が6~8年と若い運航機材を使用していること、ならびに最先端技術によって支えられています。

私たちは、限りある燃料を効率よく活用するべく、不必要な燃料の燃焼とそれに伴う二酸化炭素の排出を削減する方法を分析し、実行することで、旅客燃料の消費量を年間で1.9%改善しました。また、データドリブンによる戦略とパイロット向け意識向上プログラムの実施に支えられながら、運航プランと燃料消費の最適化を実行したことで、推定38,000トンの燃料または約120,000トンの二酸化炭素の排出量削減に成功しました。

エミレーツは環境管理に取り組んでおり、内部ポリシーの内容から従業員への権限付与、パートナーやベンダーとの基本的な責任まで、生態系に則り、コラボレーションやコンセンサス、各種変更を行ってきました。
昨年、エミレーツ航空はグループのマネジメント層によって承認された新しい環境フレームワークに基づき、大小さまざまな活動を実施し環境保護に努めました。
エミレーツ航空が実践している環境への取り組みは、こちらよりご確認いただけます。
https://www.emirates.com/jp/japanese/about-us/our-planet/sustainability-in-operations/

エミレーツ航空
エミレーツ航空は2002年に日本に就航。現在、成田国際空港、関西国際空港からはエアバスA380型機にて、羽田空港からはボーイング777型機にて、それぞれ毎日1便を運航しており、ドバイまで、さらにドバイ以遠の世界83の国と地域にある157の都市まで、快適な空の旅をお楽しみいただけます。成田国際空港にはエミレーツ航空専用ラウンジがございます。羽田空港発着のプレミアムクラスご利用のお客様には、無料の送迎サービスを提供しています。エミレーツ航空は、ワールド・トラベル・アワード2019の中東部門において、中東のリーディング・エアライン、エアライン・ブランド、エアライン・リワード・プログラム、エアライン・ウエブサイトの4部門で賞を獲得しました。

 
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