
発表する村瀬社長
高速バス「ウィラーエクスプレス」を統括管理するウィラーエクスプレスジャパン(村瀬茂高社長)は12月18日、グループバス会社の運行状況の巡視と不安全運転発生時の乗務員・運行管理者への連絡を24時間体制で行う「運行管理センター」を14年6月に開設すると発表した。
同センターは、グループバス会社9社(南部WEX、WEX関東、WEX北信越、ベイライン、WEX東海、ニュープリンス高速バス、WEX関西、WEX西日本、日本高速バス)の全11営業所に24時間体制で常駐し、乗務員への運行指示、点呼を実施している運行管理者と連携する。
具体的には、居眠り運転、急旋回・急ブレーキ、蛇行運転などの不安全運転を検知するドライブレコーダーを各車両に設置し、不安全運転を同センターで監視する。同センターでアラートを受信した場合は、即座に該当車両のドライブレコーダー映像や位置情報を確認し、乗務員と運行管理者への確認、連絡を行う。運行管理者は必要に応じて運行可否を決定、乗務員に指示する。
運行管理センターのシステムはGPSやドライブレコーダーと連動。モニター画面で全便の運行状況をリアルタイムで管理する。
同センターには顧客向けに24時間対応の「安心ダイヤル&メールセンター」も設置。集合場所が分からないなどの出発当日の問い合わせや、空調が悪い、体調が悪いなどの乗車中の問い合わせなどに対応する。

発表する村瀬社長