アルピコグループの翔峰、2年の改装工事終えオープン


 アルピコグループ・東洋観光事業(長野県茅野市)が経営する翔峰(同松本市)は22日、約2年にわたる改装・リフレッシュ工事を完了し、グランドオープンする。

 「翔峰の食が変わる」をテーマに、昨年の新レストラン、中央殿客室、ホテル玄関のリニューアルを第一期オープンとして、整備を進めていた。

 今回のオープンでは、北アルプスの眺めを楽しめる「展望風呂 美しの湯」=写真はイメージ=の完成と東の館「蒼昊(そうてん)」客室の改装を行い、これによって全館客室のリフレッシュ工事が完了。ほかにも館内随所で改修工事が実施された。

 美しの湯は西の館「天覧」3階に新設された。眼前には北アルプスに向かってせり出す約250平方メートルの水鏡を配し、薄暮の時間帯には水面が目前の山並みを映し出す絶景が広がる。浴室内には「内湯ゾーン」と「半露天風呂ゾーン」があり、内湯ゾーンには天然温泉とシルクバス、半露天風呂ゾーンには天然温泉と炭酸風呂と、合わせて四つの浴槽を楽しむことができる。

 湯上がりラウンジには北アルプスの名水を用意し、ゆったりとくつろげる16席のソファを配置した。夜には、ライトアップされた水鏡の水面越しに松本の夜景も楽しむことができる。

 東の館の客室、蒼昊は5~7階の全室で窓際にフローリングのリビングコーナーを用意。朝夕に表情を変える北アルプスの絶景が楽しめる。リビングには温もりのある木製の家具を配置し、「眺望を邪魔しない高さに調整した」とのこと。また、7階客室には天然温泉のビューバスを設置した。

 そのほか、東急ハンズプロデュースによるキッズコーナーや、24人規模の会議が可能な会議室「やまべ」が新設された。

 
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