アジア3大都市住民、日本観光に関心


 野村総合研究所が韓国・ソウル、中国・上海、台湾・台北の3都市に住む男女を対象に海外旅行についてアンケート調査したところ、台北と上海では今後行きたい旅行先として日本をトップに挙げた。ソウルでも2位に入り、日本の人気が高いことが分かった。

 調査は9月上旬、3都市に住み、かつ5年以内に海外旅行経験がある15歳以上の男女を対象にインターネット上で実施した。1655人が回答。内訳はソウル548人、上海553人、台北554人。

 過去5年間に観光を目的とした旅行先を尋ねたところ、日本と答えたのは上海で70%、台北で66.2%、ソウルで54.6%となり、3都市すべてにおいて首位となった。2、3位を見ると、上海は香港・マカオ、韓国、台北は香港・マカオ、中国、ソウルは中国、タイの順。

 今後行きたい旅行先を最大5つまで選んでもらったところ、日本を選択したのは台北で75.2%、上海で65%に達し、ここでも日本が首位に。ソウルでは欧州が68.8%で首位だったが、日本は52.7%で2位につけている。

 日本を選んだ回答者に限定して、訪日旅行で期待することを尋ねると、ソウルでは「温泉・リラクゼーション」が16.7%ともっとも高く、次いで「食事を楽しむ」(16%)、「伝統的な景観・旧跡」(11.1%)が続く。温泉・リラクゼーションについては、上海は6.2%(7位)、台北は4.4%(同)にとどまっている。一方、食事を楽しむは台北で25.7%(1位)、上海は14.6%(4位)と総じてランクが高い。「期待の対象とその度合いは都市ごとに特徴がある。各都市から誘客する上での参考となりそう」と同総研では見ている。

 
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