さっぽろ雪まつり実行委員会は19日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2月5～12日に札幌市中心部の大通公園で開催を予定していた「第72回さっぽろ雪まつり」を中止することを発表した。2年連続の中止となる。
昨年11月の実行委員会で冬季観光回復の契機にと大通公園などを会場として2年ぶりに開催する方針を確認。感染防止対策のため、会場や雪像の規模を縮小し、会場内も一方通行とし、観客には立ち止まらずに見物してもらうなどの形で準備を進めていた。
しかし、新年になってからオミクロン株が急速に拡大しており、多くの観客が予想される大規模イベントを開催することは困難と判断し、方針を変更して中止を決定。大通公園で制作途中だった雪像も、安全確保のため撤去した。
実行委員会では、昨年に続き、2月5～28日の間、専用サイトを開設。雪像制作の過程、雪まつりの歴史、地元のデザイン商品の紹介や冬の観光写真コンテストの参加作品などをオンラインで配信する。
