北海道内最大規模の食の祭典「さっぽろオータムフェスト」の実行委員会は、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、札幌市大通公園でのイベント開催を中止し、代替イベントとして専用サイト「オンラインさっぽろオータムフェスト2020」を開設。道内各地のグルメ商品の販売やＰＲを行うことにした。
専用サイトは9月30日に開設し、期間は10月31日まで。サイト上に例年の舞台となる大通公園1、4～8、10、11丁目を「会場」として設定。海鮮や肉、乳製品、ラーメン、ワイン、ビールなど、会場ごとのコンセプトに合致した道産グルメを集めて紹介し、セット商品を販売する。価格（税込み）は、3千円、5千円、1万円の3種類。
期間を（1）9月30日～10月7日（2）10月8～15日（3）10月16～23日―の3期に分けて商品の入れ替えを行い、できるだけ多くの道産グルメを提供する。
購入希望者は、専用サイトに設定された会場を見て回り、希望するセット商品を選び、クレジット決済などで購入する。商品は、実行委員会から配送業者を通じて購入者に届けられる。
実行委員会では、ワイン購入者にソムリエの解説をオンラインで提供することや、飲食店に道産食材の特別メニューを考えてもらい、紹介することも力を入れる。
さっぽろオータムフェストは、道内各地の秋の味覚やご当地グルメが集結する食の祭典。例年、主会場の大通公園に300を超すブースが設けられ、200万人を超える市民や観光客が訪れる。
実行委員会は、「今年はやむを得ず中止となったが、ネットで会場を周遊していただき、北海道自慢のグルメを取り寄せ、楽しんでもらいたい」と呼び掛けている。
実行委員会事務局は、ＴＥＬ011（281）6400。
