
温泉露天風呂付き客室の室内
グランディア芳泉(福井県・あわら温泉)はこのほど、専用ラウンジを付帯した「離れ ここみち亭」をオープンした。商品力強化を図り、芳泉ブランド全体の底上げとコロナ後の新たな需要の創出を図る。
既存の「貴粋殿」を改装。旧施設は水回りや照明などの設えが古く、老朽化を感じさせる要因となっていた。今回の客室改装では天井や梁、床の間、部屋の造りを部屋ごとに異なる設えにした大工の技術を生かしつつ、水回りや設備を最新の機器に変更。客室カテゴリーは3タイプで、温泉露天風呂付き客室(50平方メートル)1室、デラックスタイプ(70平方メートル)3室、スタンダードタイプ(40平方メートル)9室からなる。全客室から日本庭園が望め、ツインベッドと畳リビング、ワークデスクを備え、4Kスマートテレビ導入に際しては専用有線LANを敷設して視聴ストレスをなくす工夫を施した。照明や装飾類、タイル、和紙、テーマカラーにもこだわり、客室ごとに個性が異なる滞在空間を創出した。改装に伴い、宿泊者専用の「ココミチラウンジ」を新たに設置。宿泊者は同ラウンジのアルコールやドリンクを客室に持ち込める。
「ご夫婦やカップルの保養旅はもちろん、一人旅、業務や出張、ワーケーション、歴史探訪、趣味旅など、それぞれが求める旅の滞在基地をイメージした」と同館。
温泉露天風呂付き客室の室内