山形県あつみ温泉の萬国屋(石田照雄社長)は今年6月から進めていたリニューアルを今夏から段階的に完了させる。客室(写真)は「和風ライトモダン」、食事処は「庄内郷土料理の和ダイニング」、大浴場は「楽山楽水の復活」をそれぞれコンセプトに改装を進めている。
中央館3〜6階の客室(52室)は洗面所、インテリアを一新。「モダンさを取り入れるとともに、広がりを感じさせる部屋」にした。中央館全室に個別エアコン、地上波デジタル対応テレビを設置。6階は高齢者の利用にも配慮し、山側4室にベッドを入れて一部スロープを設置した。
中央館2階の朝食レストラン「芙蓉の間」は全面改装。オープンキッチンを備えた和ダイニングとした。庄内の郷土料理をビュッフェスタイルで味わえる。
中央館3階の大浴場は、女性専用大浴場を増設。男女入れ替え制だった大浴場をそれぞれの専用にした。女性用はミクロの気泡による柔らかな刺激のあるシルクバスを設置。洗面台の増設や仕切り付きパウダールームの充実も行った。