JTBの団体用宿泊企画商品と連携
宿泊施設向けの予約・販売管理システム「TL―リンカーン」を提供しているシーナッツが、一昨年にリリースした「TL―GroupTravel(グループトラベル)」。TL―リンカーンは主に個人からの予約に対応するが、新サービスは団体予約の案件管理を担う。すでに約2千軒の宿泊施設で稼働中だ。
4月からは、JTBの団体用宿泊企画商品「JTBダイレクトAユニット」との連携を開始。すでに、ダイレクトAユニットに参画している9割を超える契約施設との連携を開始した。
50社以上のPMSメーカーとの連動は昨年9月から開始。PMS連動は現在、約150軒の施設で利用されている。
TL―GroupTravelは、クラウド対応のため複数人による操作が可能。インターネットが使える環境があればリアルタイムで共有できる。過去案件もさかのぼって取り込めるほか、欲しい情報を簡単に探せる検索機能も搭載。併せて、各案件の進捗(しんちょく)状況や営業見込みが簡単に分かる機能もある。
さまざまな新機能も追加。昨年は団体案件の期限が近づいた際にアラートメールが送られる「リマインダー機能」、販売先ごとの催行率が簡単に分かる「統計機能」などを追加した。
一方のTL―リンカーンは現在、国内5千軒、海外(韓国)300軒以上で稼働している。最近では、一度に閲覧できる期間を1年に延長するなど、統計機能の強化を図っている。
新型コロナウイルスの影響による東京都の緊急事態措置に基づく事業者への要請を踏まえ、リモートワーク(在宅勤務)の対応に切り替えた同社は、営業時間に関係なく問い合わせできるようホームページ上に専用フォームを用意。折り返し電話でのサポート体制を構築した。