【震災10年に向けて】復興大臣 平沢勝栄

  • 2021年3月11日

平沢勝栄 復興大臣

東北の魅力を世界にPR

 2011年3月の東日本大震災により、同年の東北6県の外国人延べ宿泊者数は前年の36%にまで減少した。その後も風評被害の影響等を受け、全国的に訪日外国人旅客が急増するなかで東北は大きく後れを取ることとなった。このため、政府は2020年に東北6県の外国人延べ宿泊者数を150万人泊とする目標を掲げ、2016年を「東北観光復興元年」とし、訪日外国人旅客を東北に呼び込むための支援を強力に進めてきた。

 こうした官民を挙げた取り組みが奏功し、2019年の東北6県の外国人延べ宿泊者数は、震災前の3倍を超える約168万人泊となり、政府目標を1年前倒しで達成することができた。

 さらにこの間、岩手県・高田松原津波復興記念公園などの震災伝承施設や語り部たちによる伝承活動から、観光客が震災・津波の経験や教訓、復旧・復興状況などを現地で直接体験できる「被災地ツーリズム」と呼ばれる新たな観光スタイルが確立された。これは、観光分野における「新しい東北」として全国に先駆けた取組になったのではないかと考えている。

 2021年は、東北にとって、震災から10年という節目を迎える年であると同時に、「復興五輪」として東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催され、世界から注目される年でもある。現在、被災地を含め全国の観光業は新型コロナウイルス感染症により非常に厳しい状況にあるが、復興庁としては、感染状況を見極めつつ、このような絶好の機会を活用しながら、被災地の復興しつつある姿を国内外に発信し、観光地としての東北の魅力を世界中にPRしていきたいと思う。

 今後、国内外から東北6県への誘客がさらに進み、被災地の復興をより力強く後押ししてくれることを心から期待している。

 
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