インバウンド誘致を力強く 東北DCで新しい魅力訴求
宮城県は、国内外の皆様の温かいご支援やご協力をいただきながら、東日本大震災からの復旧・復興に向けた歩みを進めてまいりました。皆様のご支援に対しまして心から感謝申し上げます。
東日本大震災から9年が経過いたしますが、震災直後に大きく落ち込んだ観光客数を取り戻すべく、新たな観光施設の新設やイベントの開催、受入環境の整備など復興への取り組みを続けてまいりました。宮城県といたしましても、観光による交流人口の拡大を復興の原動力の一つにすべく、大型の通年観光キャンペーンを開催するなど、観光復興に向けた取り組みを展開してまいりました。こうした官民の連携した継続的な取り組みにより、震災直後に大きく落ち込んだ観光客数は平成30年には6422万4千人と過去最高を記録しました。一方で、震災の被害が甚大であった沿岸部には観光客入込数が震災前の約8割までしか回復していないという課題もあります。
こうした状況を踏まえ、宮城県としてはさらなる観光客数増大を図るため、来年度の東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機に、広域連携DMOである東北観光推進機構や東北各県との連携強化を図り、インバウンド誘客を力強く進めてまいります。
さらに、来年4月~9月には東北6県がJRグループなどと連携して大規模に観光PRを行う「東北デスティネーションキャンペーン(DC)」が予定されております。震災から10年の節目の年に、皆様への感謝をお伝えするとともに、復興を遂げた東北・宮城の新しい姿をお披露目できるよう日々準備を進めてまいりますので、ぜひ、東北・宮城の魅力を体感しにお越しいただければ幸いです。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
宮城県 村井嘉浩知事