【本だな】花街と芸妓・舞妓の世界

  • 2020年2月10日

 誠文堂新光社(東京都文京区)は、2020年2月13日(木)に、『花街と芸妓・舞妓の世界』を発売する。

本書は、全国各地の花街とそこに生きる芸妓や舞妓、それを支える職人たちの「いま」を、歴史や文化、芸能などさまざまな観点から紹介した書籍です。

花街――可憐な舞妓と洗練された芸妓、そして彼女たちの珠玉の芸ともてなしを誇る格調高いお座敷。

「一見さんお断り」の言葉でイメージされる別世界と捉えられる一方で、近年は観光地としての人気も高まり、芸妓や舞妓は日本の美意識や文化を伝える存在として注目されています。

花街があるのは京都だけではありません
全国各地に、その土地の歴史や習俗・文化と深く結びついた特色をもつ花街があり、
地域に根差した行事や芸能を通じて、そのもてなしの真髄を伝えてきました。

また、近年は伝統を守るだけでなく、その文化を次代につないでいくことを目指して、芸妓の育成方法をはじめに
舞踊公演や一般向けの催し、他地域の花街との連携など、時代に即して大きな変化をとげている部分もあります。 

40年以上花街の撮影を続けるカメラマン・溝縁ひろし氏の写真とともに
歴史や慣習、芸能、行事、美粧など、各地で育まれてきた花街と芸妓の文化をさまざまな観点から紹介します。

【目次抜粋】
1.花街という世界
おもてなしという「芸」/花街とはどんな場所か/花街をかたちづくる業種/芸妓と料亭の食文化/花街のことば
2.京都五花街
祇園甲部/宮川町/先斗町/上七軒/祇園東/京都花街の歳時記/舞妓から芸妓へ/芸妓・舞妓が学ぶ芸事
3.芸妓・舞妓のよそおいとそれを支える職人技
舞妓のよそおい/芸妓のよそおい/舞妓の髪型/芸妓のかつら/花かんざし12ヶ月/舞妓の髪を結う/芸妓の美しさを引き出すかつら/季節をうつす花かんざし/和の化粧/芸妓・舞妓の着付け/男衆/四季のよそおいと着物/「衣」をコーディネートする/色鮮やかな友禅染/舞妓・芸妓の後ろ姿を彩る帯/シャリ感のある夏の帯/ぬれぬきの帯/見せる量でかわいさを表現する帯揚/日本髪を引き立てる刺繡半襟/履物のいろいろ/芸妓・舞妓の小間物類/夏のご挨拶・京丸うちわ
4.東京の花街
葭町/新橋/赤坂/神楽坂/浅草/向嶋/八王子/江戸小紋と花街の着物
5.全国の花街
盛岡/七日町/古町/金沢/名古屋/元林院/大阪/高松/松山/高知/徳島/博多/長崎

【著者・写真家プロフィール】
著者:松田 有紀子(まつだ・ゆきこ)
博士(学術)。立命館大学大学院博士課程を満期退学。現在、国立民族学博物館外来研究員。専門は歴史人類学。論文「伝統を創り出す〈芸〉―花街・祇園町における都をどりの分析から」(『民族藝術』30、2014)、「異貌の町と名前のない実力者―京都における芸娼妓営業地の土地所有をめぐって」(渡辺公三・石田智恵・冨田敬大編著『異貌の同時代ー人類・学・の外へ』、以文社刊、2017)等。

著者:田中 圭子(たなか・けいこ)
博士(学術)。明治学院大学卒業。ロンドン大学SOAS大学院修了、立命館大学大学院博士課程を満期退学。現在、東京都教育庁文化財調査担当学芸員、明治学院大学文学部非常勤講師。専門は日本美術史。主著に『Japanese Beauties: Glamorous, Decadent,Sensuous, and Bizarre』(CCJAC、2009)、『日本髪大全』(誠文堂新光社刊、2016)、『うらめしい絵』(誠文堂新光社刊、2018)等。

著者:山本 真紗子(やまもと・まさこ)
博士(学術)。立命館大学大学院博士課程修了。現在京都市立芸術大学芸術資源研究センター・非常勤研究員、立命館大学・授業担当講師、京都精華大学・阪南大学非常勤講師。専門は日本文化史。主著に『唐物屋から美術商へ―京都における美術市場を中心に』(晃洋書房刊、2010)、共編著に前﨑信也・山本真紗子『MADE IN JAPAN 日本の匠:世界に誇る日本の伝統工芸』(IBCパブリッシング刊、2018)等。

著者:片山 詩音(かたやま・しおん)
名古屋大学大学院文学研究科人文学専攻博士課程前期課程修了。専門は日本音楽。日本伝統芸能や民俗音楽における演奏者について胡弓を中心に研究する。論文「胡弓の伝播と現状に関する一考察」『名古屋大学人文科学研究 41』(名古屋大学大学院文学研究科、2012)。共著に『城端別院善徳寺 虫干法会』(真宗大谷派 城端別院 善徳寺、2014)等。

写真:溝縁 ひろし(みぞぶち・ひろし)
写真家。1949年香川県生まれ。千葉工業大学卒業。1980年写真事務所『PHOTO-HOUSE ぶち』設立。1994年JPS 関西展運営委員長を務める。2000年と2002年、キルギス国立博物館。またアメリカ、ドイツ、ロシアでも国際交流写真展を開催。四国八十八カ所、西国、坂東、秩父の百済観音札所など様々なテーマに取り組む。また京都の四季や祭、花街をライフワークとして撮影し続けている。著書『祇園舞妓抄』(吉村書房刊、1978)、『京都の花街』(光村推古書院刊、2015)等多数。日本写真家協会会員。四国霊場会公認先達。

【書籍概要】
書 名:花街と芸妓・舞妓の世界
著 者:松田 有紀子、田中 圭子、山本 真紗子、片山 詩音
写 真:溝縁 ひろし
仕 様:B5判、272ページ
定 価:本体6,000円+税
発売日:2020年2月13日(木)
ISBN:978-4-416-51833-5


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