ＫＮＴ―ＣＴホールディングスの2020年5月の総取扱額（グループ14社計）は、前年同月比98.8％減の6億418万円だった。国内旅行が99.3％減の2億855万円、海外旅行が99.2％減の1億2448万円。外国人旅行は5927万円の損失となった。
国内旅行の内訳は、一般団体が94.7％減（1億6603万円）、学生団体が99.9％減（856万円）。一般、学生団体ともに減少し、合計で98.4％減（1億7460万円）となった。国内企画旅行は、メイトが99.7％減の2019万円、クラブツーリズム国内は6万円の損失となり、合計で99.9％減の2019万円。国内個人旅行は同99.7％減の1170万円だった。
海外旅行の内訳は、一般団体は99.0％減、学生団体は92.2％減で、合計が97.4％減の4313万円となった。海外企画旅行は99.9％減の262万円、海外個人旅行は97.5％減の7873万円だった。
区分別に見ると、国内一般団体、国内学生団体は5月後半から徐々に新型コロナウイルス感染拡大抑制のための緊急事態宣言が解除されたが、都道府県を超えた移動の自粛などが影響し、取り扱いが減少。国内企画旅行では、メイト、クラブツーリズムともにイベントリスクによるツアー発売の自粛や旅行需要の冷え込みで、販売を大きく減少させる結果となった。
海外一般団体、学生団体、海外旅行企画は、国際的な新型コロナウイルス感染者拡大で旅行の中止や延期の影響を受けて減少した。
外国人旅行は、新型コロナウイルス感染者拡大による入国制限措置などの影響を受けるほか、売り上げ計上がほぼない中でのレイルパスなどの払い戻しの結果、マイナス計上となった。
