日本旅行の今年3月の販売実績は、総販売高が前年同月比23.7%増の116億5910万円だった。増加は2019年12月以来、1年3カ月ぶり。ただ、19年3月比では70.9%減と依然、厳しい状況だ。
このうち国内旅行は51.8%増の113億4846万円。海外旅行は313.6%増の3億1682万円。19年比では国内旅行が53.3%、海外旅行が97.3%のそれぞれ減少だった。国際旅行は航空券などの払い戻しがあり、売り上げが822万円のマイナスとなった。
国内旅行の内訳を見ると、団体が271.3%増の41億5668万円。教育旅行団体が1957.1%増(19億3044万円)と大きく増加。一般団体も117.1%増加(22億2623万円)した。19年同月比では、団体全体が9.7%減。教育旅行団体が17.2%増。一般団体が24.7%減。
国内企画は13.5%減の29億538万円。自社企画の赤い風船が14.1%減(28億7306万円)。他社企画が127.0%増加(3231万円)した。19年同月比は、企画全体が70.9%減。赤い風船が70.2%減。他社企画が90.5%減。
JR券、航空券、一般宿泊などの個人旅行計は42.9%増の42億8640万円。19年同月比は55.8%減。
海外旅行は、団体が94.1%減の3987万円。企画商品が100.0%減の50万円。企画商品以外の個人旅行は、売り上げがマイナスを計上した前年から一転し、2億5530万円を計上した。
1月からの累計は、総販が前年同期比68.0%減の200億6261万円。このうち国内は53.1%減の194億7616万円。海外は95.1%減の6億8947万円。国際は売り上げが1億630万円のマイナスとなった。