エイチ・アイ・エス(HIS)の今年2月の総取扱高(グループ6社)は、前年同月比97.3%減の10億3526万円だった。国内旅行が同84.3%減の8億3524万円、海外旅行が同99.4%減の1億9593万円。訪日旅行は99.4%減の408万円となった。
国内旅行は、月半ばから春休みの旅行に対する予約が増加したが、緊急事態宣言の延長に加え、Go Toトラベルキャンペーンの一時停止も継続されたことで、多くの店舗が臨時休業となった。また、パッケージツアーの無料キャンセル対応や、バスツアーのツアーキャンセルなどが影響し、大幅な減少となった。
海外旅行は、新型コロナウイルス感染拡大による世界各国での入国制限の継続や、引き続き日本における海外渡航制限の影響を受け、全方面で主催旅行をツアーキャンセルとしたため、大幅な減少となった。
訪日旅行は、国内旅行の新型コロナウイルス感染拡大の影響で、引き続き新規入国者に対する制限措置が継続されたことで大幅に減少した。