JTBが1月24日に発表したグループ会社11社計の2019年11月の旅行取扱額は前年対比2.4%減の1482億9100万円。うち国内旅行は3.7%減の896億1500万円で、大雨の影響などで振るわなかった。
国内旅行の内訳を見ると団体旅行は4.3%増。一般団体は7.9%増、教育団体は1.2%減だった。
企画商品は9.8%減で、うちブランド「エースJTB」は8.9%減となった。エースは取扱人員では11.7%減で、方面別に見ると、すべての方面が前年を下回った。特に落ち込みが大きいのは、18.2%減の北海道、16.1%減の関東、12.3%減の東北など。
海外旅行は3.2%減の491億800万円。団体旅行が3.8%減、企画商品が0.4%減だった。
国際旅行は17.4%増の95億6900万円となった。訪日外国人向け商品「サンライズツアー」の1月15日付人員ベースでの予約状況は、12月が1.3%減。4~12月累計は1.6%減だった。
オンライン予約サイト「ジャパニカン」での宿泊人数の都道府県別トップ5は(1)北海道(2)東京都(3)山梨県(4)沖縄県(5)岐阜県。前年比での伸び率が高かったのは、宮城県、福島県、奈良県の順。
2019年度4~11月累計は、総取扱額が0.9%増の1兆1867億4500万円。国内旅行は1.2%減の6922億6700万円、海外旅行が1.0%増の4158億3800万円、国際旅行が24.1%増の786億4千万円だった。