阪急交通社が16日発表した11月の旅行取扱額は、前年同月比10.1%増の308億7273万円だった。うち、国内は2.1%増の144億8992万円。近畿、九州、四国が前年を上回り、近畿は日帰りバスツアーが、九州は五島列島を巡る邦船のチャータークルーズなど長崎県の離島を訪れる商品が人気だった。
海外は18.4%増の159億7608万円。欧州を筆頭にほぼ全方面で好調。特にアジアでは韓国、香港が約2倍、エジプト、トルコ、モロッコも1.6倍の活 況だった。外国人は欧米豪市場が好調で、14%増の4億673万円。
国内は前年並み 阪急阪神BT
阪急阪神ビジネストラベル(BT)の11月の取扱額は前年同月比4.5%増の40億7811万円。国内は団体が好調だったものの、出張の動きがやや低調で、0.8%減の3億4705万円にとどまった。海外はインドやシンガポールなどが前年を大きく上回ったことから、4.8%増の37億2031万円。外国人は237.8%増の1074万円だった。
取扱額6%減 阪神TI
阪神トラベル・インターナショナル(TI)の11月の取扱額は前年同月比5.5%減の2億8867万円。国内は49.4%減の755万円、海外は3.2%減の2億8112万円。