KNT―CTホールディングスの2019年10月の総取扱額(グループ14社計)は、前年同月比7.0%減の462億9157万円だった。国内旅行が10.4%減の269億2404万円、海外旅行が3.7%減の164億7273万円。外国人旅行は11.7%増の20億3130万円となった。
国内旅行の内訳は、一般団体が2.7%減(37億1834万円)、学生団体が0.9%減(64億8870万円)。一般団体、学生団体ともに減少し、合計で1.5%減(102億704万円)となった。国内企画旅行は、メイトが16.4%減の38億7135万円、クラブツーリズム国内は12.2%減の93億8574万円となり、合計で13.5%減の132億8959万円。国内個人旅行は減少し、20.9%減の34億2740万円だった。
海外旅行の内訳は、一般団体は20.7%減、学生団体は6.0%減で、合計が13.8%減の39億6641万円。海外企画旅行は2.2%増の90億640万円、海外個人旅行は5.3%減の34億9991万円だった。
区分別に見ると、国内一般団体はスポーツイベントやその他大会、会議が増加した一方、台風による豪雨災害の影響で職場旅行や観光、親睦旅行が減少した。国内学生団体は、研修旅行などが増加したが、修学旅行が減少。国内企画旅行では、メイトは中国方面が堅調だったが、台風による被害を被った関東や甲信越、東北方面は不調だった。クラブツーリズムは、北海道(道東)が堅調に推移したが、関東や東北、甲信越では苦戦した。
前年を大きく上回った外国人旅行は、大型の国際スポーツ大会や国際会議、学会などの取り扱いが増加した。