利用客の安全・安心、業務効率化に
パナソニック システムソリューションズ ジャパンは、利用客の安全・安心、業務の効率化や省人化が図れる防犯カメラシステムを旅館、ホテル向けに展開している。
2020年に向けて、海外からの旅行客が急増する宿泊施設。また、人手不足による業務量も増加している。そんな課題に応えるのが同社の防犯カメラシステムだ。
防犯カメラは外部からの侵入を防ぐ外周監視や、ロビー、売店、レストランなど宿泊者以外も自由に出入りが可能な共用部の監視を目的に設置される。同社のカメラは動画圧縮方式「H.265」にいち早く対応。さらに独自技術でクリアな画質のまま長時間の録画を可能としている。
また、撮影環境に合わせカメラが自動的に最適な設定で撮影する「インテリジェントオート機能」を搭載。入り口やフロントなどに設置して、来客者の表情まで確認することが可能な高画質を実現する。
また同社のカメラは、置き去り物を検知して知らせたり、館内に出入りする人数をカウントする機能などを追加することが可能。専任スタッフを配置することなく不審物や不審者を早期に発見、特定することに役立つ。
映像は、ネットワーク経由で専用のレコーダーに自動的に蓄積される。レコーダー本体に接続した専用のモニターには撮影中の画像が表示され、映像の再生やカメラの切り換え、設定などの操作は、マウスだけで簡単に行える。さらに12月には最大2TBのハードディスクを搭載し、カメラを4台接続できる新製品「ⅰ―PRO EXTREME WJ―NX100シリーズ」を発売する予定だ。目安として、ハードディスク容量2TBでカメラ4台を使用した場合、標準画質で1カ月分の映像を保存することが可能とのこと。また新製品は、レコーダー本体に給電装置を内蔵しながらも狭い場所に設置可能なコンパクトサイズで、縦置きや壁掛け設置も可能だ。
また、ネットワークシステムのメリットの一つとして、遠隔での画像確認が可能な点が挙げられる。同社は、スマートフォンやタブレットによる画像の確認や、カメラの操作が行えるソフトウェア(無償)、外出先でもインターネット経由で撮影映像を閲覧可能なサービス(有償)、多拠点システムを本部で一括管理できる映像監視ソフトウェアなどの商品を用意し、さまざまなニーズに対応する