木製浴槽・浴室の専門メーカー、檜創建(岐阜県中津川市)はこのほど、システムバス「f:tone(エフトーン)」を発売した。システムバス大手のタカラスタンダード(大阪市)との共同開発で、従来なら難しかった量産体制を確立した。
製品名は、五感のファイブ(Five)、F分の1(ゆらぎ)、Forest(森林)の「f」と、tone(調べ)をイメージさせる造語。製品のテーマは、「従来にはない、より五感を刺激してくれるエモーショナルな浴槽」。
檜創建が行う浴槽や浴室づくりは「職人の技」に頼ることが多く、「量産は難しい」(同社)。しかし、タカラスタンダードとの共同開発でこの問題を解消した上、壁面に共振性と耐久性の高いホーローの採用が可能となった。
さらに、スマートフォンやタブレット端末からブルートゥースで接続できる付属のスピーカーを、簡単に装着できるようにした。これにより、システムバス全体のオーディオルーム化を可能とした。
プレミアム、スタンダードの2タイプがあり、サイズはそれぞれ2種類を用意した。品番「1616」のサイズは、幅1600×奥行き1600×高さ2130ミリ。同「1620」は(幅と高さは1616と同じで)奥行きが2千ミリ。
この件についての問い合わせ先は、檜創建TEL0573(75)5400。
f:tone(エフトーン)