飛騨の小京都、高山の中心に建つ古都の風情あふれる老舗旅館「本陣平野屋 花兆庵」。地元の旬の野菜と産地直送の海の幸を組み合わせた献立が好評。苦手な食材やアレルギー食材にもできる限り対応する「おもてなし」を用意している。
同館では、森永乳業が提供している微酸性電解水生成装置「ピュアスター」を2017年に導入した。機種は1時間あたり300リットルを生成する小型装置の「ミュークリーンⅡ」を本館2階と、別館1階の厨房に2台ずつ設置している。「社長と女将からの強い推薦があり、導入を決めた」と調理長の藤原司盛氏。
ピュアスターは塩素系殺菌料としての有効成分とされる次亜塩素酸を電気分解によって自動で生成。一定した低い塩素濃度と微酸性に自動調整しながら連続的に出水する。生成された微酸性電解水は、「次亜塩素酸水」として食品添加物の認可を受けている。
同館では、主に野菜や魚などの食材をはじめ、まな板、布巾、包丁といった調理器具の洗浄のほか、手洗いを含む日頃の衛生管理に使用している。「導入前は、煮沸消毒を行っていたため、やけどなどの労災リスクが伴っていたが、その心配もない。1台で複数の役割を担っているため、使い勝手がいい」と話す。においが少ないことに加え、誤って口に含んでも無害である点も評価する。
コロナ禍以降は、手洗いと生魚の洗浄に重きを置き、「厨房内の衛生管理になくてはならない存在」と藤原氏。
この件についての問い合わせ先は森永乳業・ピュアスター販売グループTEL03(3798)8199。
本陣平野屋花兆庵の貴賓室「華やぎの間」
ピュアスター